■2005年05月31日(火)
そこにいること
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波乗りを始めたころ、うまくなりたいとは思わなかった。 パドリングもロクにできない自分に悔しさもなかった。 そういえば、大した思い入れもあったわけではなかった。 ほんと、ただの暇つぶしだった。 この世界に導いた友人の熱い思いは感じていたものの共感するに至らなかった。 まさか、今のように海の近くに住んで生活から切り離せない環境を 自ら仕組むなんて創造にもなかった。
初めて一年たってもはまることもなく、ただ友人と遊ぶということにしか 興味がなかったのは事実だった。
開眼してしまったのは、やることのない夏休みに1週間どっぷり 御前崎で車で生活しながら波乗りしかやることのない毎日を送った ことがきっかけだったと思う。
本やビデオとかテレビで語られる一般的なサーフィンの魅力について 素直に受けれいることができるようになって 気がついたら考え方や性格まで変化していったように思える。
今は、上達したいとかトリップしたいとかそういう気持ちはあまりない。 ただ、いつまでも海に入ってられるようにしていきたい。 そこにいる自分が好きだし、それがすべてのような気がする。 | | |